6月15日(土)
日比谷野外大音楽堂 (東京都) 続き
そして開演。
1曲目はお馴染み『君はTVっ子』。
横の子がしきりに宮沢さんかっこいいと言っている。
いつも通りフォークバージョン。
やっぱりほるすたいんづは出なかった。。。
やっぱりリハをウノミにしちゃダメだね。。。(笑)
激しくなった直後MIYAさん膝をぶつけたらい。。。
私はよく見えなかったんだけどダーリンが言うにはドラムの方に行って
段差にはまった様だと。。。
最初の方苦しがって歌にならない。。。
うずくまっている。。。
ひょっとしてダーリンの膝の痛みはコレを暗示していたのだろうか?(笑)
踊っているうちに雨もすっかりやんで、レインコートが暑くてたまらず脱ぎ捨てる。
続いて『逆立ちすれば答えがわかる』。
チャーンチャーンチャーンいつもの通り礼だなって思ってたらなぜかやり直し。
子供が「みーやぁ」って叫んでる。可愛い。。。
大きく息を吸い込んでルンバルンバ♪と歌うMIYAさん。
最後に逆立ち。
そして『過食症の君と拒食症の僕』に続く。
「どうもありがとう。元気ですか?」とMIYAさん。
皆「元気ぃ!!!」と答える。
「私はちょっと膝の皿を、、、がっくんがっくんです。
ええ…大丈夫です体鍛えてますから。。。」とMIYAさん。
前日の国立代々木競技場の話をして「時々、、日本って言いますから」なんて言っていた。
そこからさらにサッカー話へ。
「昨日はいい日だったね?YAMAちゃん。…うちのグループの中で一番サッカー通なんですけど…
昨日の試合をまとめると、、、セルジオさん」とYAMAさんにふる。
「オーノーが…」とセルジオさんの真似をするYAMAさん。
会場が拍手と笑いでつつまれる。
さらに「小野がどうしました?」と聞くMIYAさん。
YAMAさん素で「良かった。完璧♪」って。
私のツボにはまりました。。。(笑)
「セルジオ山川でした。ありがとう。Vo.ミッシェル宮沢です」とMIYAさん。
そしてそのまま『天に昇るような気持ち』
ストップモーションで「ミッシェル!!!」の声。
すごく睨むMIYAさん。(笑)
手を振る〜♪の所のMIYAさんの表情好きだなあ。。。
そのまま続けて『雲の形が変わる前に』。
空を見上げる。空一面が雲。
形を変える白い雲は無いけれどこれも雲。そして空。
横にはビル。部屋には灯りが。誰かいるんだろうか?
目が悪いからよくわからないけれど、アソコにいる人はいいなあなんて思ったり。。。
ステージ左後ろにも又、ビル。日比谷は初めてだからなんだか不思議な空間。
「久しぶりの野音です。」拍手が起こる。
「ええ。。。大体BOOMが野音でやると、、、」
皆口々に何か言ってる。「雨〜!!」って言ってたのかな?
「雨が降るんですけど、、、今日は大丈夫ですね?…」とMIYAさん。
また拍手が起こる。
「油断してるとですね(降るので)(笑)ちゃっちゃと進めていこうかと思います」
え?ちゃっちゃとって。。。曲削減?(苦笑)そんなばかなと心の中で突っ込む。
「でも数多くの思い出がこの会場にはあるんで、久し振りにやれるって事で楽しみたいと思ってます。」
5月で13周年だった事。ラテン音楽とかイロイロやり始めた頃、昔の曲なんかやりたくないやと思っていた事。
とにかく新しいBOOMを見てくれって続けてきた事。
LOVIBE(というアルバム)を出して、昨年ツアーをして、
13年前の曲も最近の曲も皆同じように可愛く思えてきた事。
昔の曲もどんどんやっていこうと思うという事を話すMIYAさん。
「今日もデビュー曲1曲目に聴いていただいて…『君はTVっ子』という、、、
なんていいタイトルなんでしょう」
会場に笑いが起こる。そして拍手。
「よだれたらたらして 君はTVに夢中 君の気をひくためなら 毒薬飲んでもいいよ」と朗読して水を飲むMIYAさん。
「こんな奴嫌ですよね?」会場中爆笑。
ちょっときどった風に「君の為なら、、、、毒薬飲んでもいいよ!!!」
笑いと拍手が起こる。
その直後に「…まだまだ生きたいんだよ。。。」とMIYAさん。(笑)
「まあ、、、そういう名曲です。」確かに。。。名曲だ。。。(笑)
私がBOOMERになるきっかけになった曲だもの。。。
短い時間で全部するのは無理だけどやってみようじゃないかという事で
みんなが演奏したい曲を選んだと話し、始まった曲は『Poeta』。
ここで懐かしいホコ天時代の話。
「バンドを結成したもののライブハウスも出られないし、
どうやって出ればいいのかわからないし2年半ホコ天でやってました。
ウチのリーダー栃木孝夫は千葉で生まれましたけどもゥv
え?リーダーって昔MIYAさんって言ってなかったっけ?
疑問に思いつつ続きを聞く。
「あとウチの山川と孝至とオレも山梨県甲府市という所で生まれ育って
東京に出てきて金もないしワンルームアパート(笑)…」
この時メンバーも苦笑い。
「部屋からきのこが出てきたりしましたけど…
あまりに腹が減ってるから食っちゃおうかと思いましたけど、、、あと、ヤモリが出たりね。。。
せまーい部屋でヤモリが出るとクロコダイルに見えるんだよね。(笑)
オレの部屋よりも狭かった孝至の部屋で、、、四畳半、、、
四畳半に見えない四畳半。(笑)
冷蔵庫開けると皿が一枚有ってキャベツのせん切りが有って、
それ、ぼりぼり孝至食ってましたけど、、、
カレーのソースを自分で作ってくれたんですけど、、、
今だから言いますけどあまり美味しくなかったんですよね。。。(笑)
でも孝至が作ったんだなあって思うと『まいうー!!』って、、、、
その頃から『まいうー!!』って言ってましたからね。。。
デビュー前から業界用語使ってましたね。(笑)」
あと、TAKASHIくんの部屋の話がもう1つ。
隣のおばあちゃんの古時計の話。
すごく大きな音でなってたらしい。。。
MIYAさんの推測でコノくらい。。。(見せれないのが残念。。。(笑))
30分おきにボ〜ン ボ〜ンって鳴るらしく。。。「よく眠れたね?」って言っていた。
なんだか、すごく貴重な話を聞けた気分で満足♪
「そんな気さくな4人組なんですけれども、歩行者天国でやって自分の見えるものというのはすごく限られていて…
そのワンルームアパートの窓から見える景色とか電車乗って見える車窓の景色とかそんなのを初期のBOOMはずっと歌にしてて、、、
それでも自分に見える精一杯でそれはそれで宇宙だしね、大きければいいってものじゃないし、」
同じような事を巌流でも言っていたけれど、私はその景色が自分が見てる景色と似ていたからBOOMの曲に惹かれていったのかもしれないな。
「でも、沖縄を知ってそしてブラジルにみんなで行って見えるものが10倍、20倍、100倍大きいわけです。
ブラジルに行って僕らの思ってること変わった気はしますけど基本は変わらないですけど。。。
次の歌はブラジルへの憧れで作った歌です。
ぜひ皆さん知ってる方は一緒に歌ってカーニバルをしましょう。」
始まった曲は『carnaval〜カルナヴァル〜』。
後ろで子供の笑い声が聞こえる。
ホントにカーニバルみたいだった。
「次の歌も久し振りです。そして久し振りに、、、セルジオ…山川がうたいます。
そして孝至もうたいます」と言って去っていくMIYAさん。
YAMAさんがとっちーに合図する。
『憂鬱なファーブル』そして『きょうきのばらあど』。
再びBOOMERダンシング。
TAKASHIくんのギターがうなる。
どっちの曲の時だったっけ?
TAKASHIくんとYAMAさんが中央に集まってギタープレイ&ベースプレイ。
印象的だった。。。
MIYAさんが戻ってきた頃に外で何か声がする。
気になるようで「何の音?」とMIYAさん。
誰かが「かとう!!」と叫ぶ。私もかとうって聞こえた。
「さとう?」と聞き返すMIYAさん。
「ええ。。。佐藤さん?」と客席の佐藤さんを探す。(笑)
「はあ〜い」と返事する人がいた。
「本当に君の事探してるんだと思うよ(笑)」とMIYAさん。
佐藤さんは嬉しかっただろうな。。。
次の曲『さとうきび畑』の話。
戦争の時地下壕で誰かが死んでその上にゆれてるさとうきび畑のコントラストに衝撃をうけて
『島唄』を作ったんですけど次の曲をつくった人も僕と同じ気持ちで作ったんだろうなと思って、、、
とMIYAさんが話す。
聴いてくださいと静かに曲が始まった。
座る人がちらほら。私も座る。
周りを見渡してみる。立ち尽くし微動だにせずじっとステージを見つめてる人々。
久し振りに立ち尽くしてる姿を見たような気がする。
ゆっくりと風が通り過ぎていった。
続けて『からたち野道』。
外ではまだ声が聞こえる。まだ、立ち尽くしステージを見る人々。
それを観察する私。時々MIYAさんの顔見たり、空見たり、ビル見たり。。。
外の声が更に大きくなってくる。
皆興味津々。
「あれを打ち消さないとダメですね。」のMIYAさんの声に拍手が起こる。
外の声の移動がなんだかおかしい。。。
塊がナナメに動いているように聞こえる。
MIYAさんも「どういう移動をしてるんだろう?近付いてるのかな?遠ざかってるのかな?
こう移動してない?」ってみんなに聞く。
声が更に大きくなる。叫んでる。だけど相変わらず「かとう」にしか聞こえない。。。(^^;
「これは初めてだなー。。。僕のロックンロール人生において…」とMIYAさん。
笑いが起こる。
「じゃあ、負けないように…」と三線を弾き始める。
『太陽アカラ波キララ』。
なんとなく負けないために立ち上がってしまう私。
手に力が入る。(何故か。。。)
サビの辺りで外の声が聞こえなくなる。スタッフの人が指でOKのサイン。
♪このてのひらで〜♪の時のMIYAさんの手が暖かく見えた。
曲が終わると大拍手。カラスも鳴いた。
実はこの外の声は有事法反対のデモ行進だったようです。
なんだ、同意見じゃないか。。。
この3曲と。。。と(有事法反対のデモだったと)聞いた時思った。
ちなみに「かとう」や「さとう」ではなく「野党」だったようです。。。
『ひのもとのうた』。
なんか踊りたくなっていつもより大きく踊ってみる。
今までより狭い客席。何度かダーリンとぶつかる。(笑)
そのまま『いいあんべえ』『おりこうさん』『なし』へ。
『いいあんべえ』の時
月の夜に〜♪と歌い月が出てないのを確認して月の無い夜に〜♪
と歌いなおした(らしい)。
私は月を探すのに一生懸命で気付かなかったのだけれど。。。
とっちーのラップも随分慣れてきたかな。。。
小さな輪も大きな輪も完璧♪
TAKASHIくんを見てるとつい跳ねてしまう。
『ズンドコ節』は一番盛り上がったような気がする。。。
『おさかな天国』改め?『栃木天国』?は
トチギトチギトチギ〜♪トチギを食べると〜♪アタマアタマアタマ〜♪アタマがの後は口パク。
(『Mu・Go・ん色っぽい』みたいな感じで。。。(ってコノ例え年齢制限ありだな。。。))
タカオタカオタカオ〜♪タカオを食べると〜♪カラダカラダカラダ〜♪カラダがの後は口をふさぐ。
そして、その後とっちーにおじぎ。(笑)
あと、『栃木天国』の時に森脇ダンスちっくなダンスもしてたな。。。
(これ年齢制限プラス地域限定?(笑))
すごい笑顔でニヤって笑ってた。待っている〜♪のところで前のめりになってた。
写真に残したいくらいの笑顔だったな。(笑)
やぶれたジーパン♪のとこの音に合わせて何故か皆船をこぐジェスチャーだし。
客席も船をこいでる。。。もちろん私も船をこぐ。
これだけメガネがクモルほどはじけたのはほんと久し振りだったな。。。
ここでまた、サッカー話。
「サッカー見てますか?昨日見に行ってほんと良かったんですけど、、、
選手が居る訳ではないのに、サポーターが12人目の選手のように一緒に戦っていました。」とMIYAさん。
その時私の視界に、あるユニフォームが目に入る。
名前の所にTHE BOOM、背番号は38(MIYA)。
なんだか、微笑ましい。。。
MIYAさんのMCは続く。
ラモスさんが靴を脱いで枠の中に入ったこと、三都主選手が交代で入ったとき声援が少なかったこと、
もっとエールを送るべきだという事。。。
MIYAさんのお友達を紹介しますの声で登場したのがINSPi。
意外なゲストに会場中興奮。
名前わからないんですけど、メンバーの方も緊張して「ボーカルです」が「ボンクラです」に。
私は和みました。(笑)
初めてナマで聴いたアカペラ風『風になりたい』。
ホントに大興奮。
照明も加わりまさにお祭り♪
今福さんととっちーの音遊び。
流石♪会場内大拍手。
大盛り上がりの中終了。
アンコール。
いつもの通り?『星のラブレター』。
会いに行くよ♪の声が大きかったような気がした。
9月29日に横浜赤レンガ倉庫でライブをすることを報告。
沖縄で今年はファイナルだという事。
東京、大阪、他の県からも行ける様に計画中だという事を話すMIYAさん。
「素敵なメンバーを紹介します」とメンバー紹介。
ルイスの代わりに有沢さん。BOOMERの間ではお馴染み。
山梨のファイナルの時もステージ上にいらっしゃいました。
なんとこの日はP.Aの方(MIYAさん曰くトルシエ似。)が結婚されたらしいです。
MIYAさんの声でみんな後ろを見て拍手。そして、おめでとうの声。
そういえば、今日婚姻届を出した人いたよね?
ホント、おめでとうです♪
「今日も最後まで一緒に歌ってくれてありがとう。また、会える日を楽しみにしています。
ありがとう。THE BOOMでした。」
そして、『月さえも眠る夜』。
初めて夜になったライブ。
夕方から夜になるのが気持ちいい。
照明が照らされる。歓声があがる。
照明が花の様な月の様な。。。そんな感じがした。
新しくアレンジされた部分が夜の静寂を表しているような気もした。
夜という自然の景色、照明という人工的な演出によって見えた情景だった。
野音には不思議な何かがある。
メンバーが去るが拍手は鳴り止まない。。。
メンバー登場。
「どうもありがとう。日比谷最高だね。ありがとう。。。」
いろんな思いがつまっているのでいろんな事考えながらライブしていたとMIYAさん。
「ぜひまたどこかに会いに来て下さい。
…沖縄という島で生まれた曲が風に乗って飛んでいってくれて10年たって地球の裏側のアルゼンチンまで飛んで行ってくれました。
そのアルゼンチンのブエノスアイレスで僕たちの歌をキャッチしてくれた男を紹介します。
アルフレッド・カセーロ!!!」
割れんばかりの歓声。抱擁するMIYAさんとカセーロさん。
リボンをMIYAさんに結ぶカセーロさん。(笑)
おおう。。。ナマカセーロさんだ。クラウディアさんとフリオさんも登場。
「MIYAZAWA is my friend」とカセーロさん。
その後に「You are my friend」と言った様に聞こえた。
そして始まった曲はもちろん『島唄』。
力強い歌声。歓声があがる。
こんな迫力のある島唄って聴いた事がない。
コレは日本の…沖縄の島唄ではない。アルゼンチンの島唄だ。
歌の後ろにアルゼンチンの国の情勢が浮かび上がる。
聴いてるうちに涙が溢れそうになる。
何だか、カセーロさんって頼もしい。この人について行けば全てうまくいくような気分にさせられる。
こうやって書いてる間もちょっと目頭があつくなる。
弱ってる時だったら既に涙してるに違いない。。。
ライブは大盛況のまま幕を閉じた。
MCが長かったせいか?シュプレヒコールのせいなのか?長かったライブ。
おまけに出口になかなか向かえず私たちは飛行機に間に合わず一泊するはめとなった。
ホテルに行く電車の中で思った。
このライブ会場の中の1人になれてよかった。
その反面東京ってやっぱりずるいななんて思った。
ゲストが来やすいんだもの。。。
あと、山梨の時と同じ感情が芽生える。
すごくいいライブなんだけど、、、その中に居る事ができるのは嬉しいけれど、、、
ここは私の場所では無い気がする。
BOOMにとっての思い出の場所であり、私の思い出の場所ではないからだろう。
それでも、また、私はBOOMに会いに旅に出るんだろうな。。。
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